2026年7月中旬、ベトナムの大手民間銀行VPBank(VPB、HOSE上場)が2026年第2四半期決算を開示し、四半期の税引前利益が同行として過去最大の水準に達しました。ベトナム上場企業の第2四半期決算シーズンが本格化しています。
VPBankの四半期利益が過去最大、上期は前年比+68%
VPBankが公表した2026年第2四半期の税引前利益は10,959十億ドン(約11.0兆ドン)で、前年同期比+76%となりました。VnEconomyの報道では「約11,000十億ドンで、中核事業の四半期業績として同行の歴史上もっとも大きい」と伝えられています。
上期(1〜6月)の累計税引前利益は18,880十億ドン(約18.9兆ドン)で、前年同期比+68%。同行はこれを2026年通期計画の約46%に相当するとしています。上期の連結総営業収益(TOI)は43,400十億ドン(約43.4兆ドン、前年同期比+35.2%)、連結総資産は2025年末比+19.2%増の約1,500兆ドン(1.5 triệu tỷ đồng)に達したと公表しています。「税引前利益」はベトナム企業が四半期業績で用いる代表的な指標で、法人税を控除する前の利益を指します。
銀行の第2四半期決算が出そろい始める
VPBankと同じ時期に、他の銀行も相次いで第2四半期決算を開示しました。TPBank(TPB)は第2四半期の税引前利益が2,562十億ドン(約2.6兆ドン、前年同期比+26%)、上期累計は4,668十億ドン(約4.7兆ドン、前年同期比+13%)と発表しています。
第2四半期決算シーズンの序盤では、増益率に企業間の差が見られます。VPBankの前年同期比+76%に対し、TPBankは同+26%で、伸び率の水準は各行で異なっています。ベトナムでは6月末を四半期末とする上場企業が7月中旬から決算を集中的に開示しており、銀行以外のセクターでも順次決算が明らかになっています。
なお、本記事の数値は各社が公表した決算・速報値に基づくもので、確定値は今後の正式な四半期報告書で更新される可能性があります。