Glossary
ベトナム株 用語集
ベトナム株式市場・指数・規制・売買・税務・口座開設で登場する専門用語を、公式ソースに基づき日本語で解説する用語集です。
A-E
-
ATO(At-the-Open)注文
売買・注文別名・略称: ATO / At-the-Open / 寄付板寄せ注文
寄付の板寄せの時間帯のみ受け付けられる、始値での約定を狙う注文タイプ。HOSEで運用されており、寄付板寄せ終了時に約定しなかった注文は原則として失効する。
補足を見る
ATO注文は始値を決める板寄せの際にマッチング処理に組み込まれる。寄付で約定させたい場合に使われる一方、寄付の板寄せが終わった時点で約定していない分は取消される運用が一般的(2026年6月時点)。
-
ATC(At-the-Close)注文
売買・注文別名・略称: ATC / At-the-Close / 引け板寄せ注文
引けの板寄せの時間帯のみ受け付けられる、終値での約定を狙う注文タイプ。HOSEで運用されており、引け板寄せ終了時に約定しなかった注文は原則として失効する。
補足を見る
ATC注文は終値を決める板寄せでのマッチング処理に組み込まれる。引けの価格で約定させたい場合に使われ、約定しなかった分は原則失効する運用が一般的(2026年6月時点)。
-
インフレ率(CPI)
経済・為替別名・略称: CPI / Consumer Price Index / 消費者物価指数 / インフレ率
消費者物価指数(CPI)の変化率で、物価がどの程度上昇したかを示す指標。中央銀行の金融政策の判断材料にもなり、株式市場にも影響を与える。
補足を見る
ベトナムでもCPIの動向は政策金利や為替政策の判断材料となる。インフレ率が高くなると実質的な購買力が下がり、企業の業績や金融市場の動きにも影響しうる(出典:JETRO、2026年6月時点)。
出典: JETRO — ベトナム基礎情報
F-J
-
外国人投資枠(FOL)
規制・機関別名・略称: FOL / Foreign Ownership Limit / 外国人保有制限 / 外国人保有比率 / foreign room / 外国人枠
ベトナムの上場会社・公開会社の株式について、外国人投資家全体で保有できる発行済株式数の比率の上限。銘柄ごとに業種・定款・規制状況により異なる。
補足を見る
一般業種は目安として49%、銀行業など規制業種は原則的に低めの上限(例として30%が広く参照される目安)とされる運用が一般的。残枠は「foreign room」と呼ばれ、上限に達した銘柄では外国人による新規市場買いが取引所システムで制限される(出典:SSC・HOSE公式、2026年6月時点)。
出典: State Securities Commission of Vietnam(SSC)公式 Ho Chi Minh Stock Exchange(HOSE)公式
-
FDI(外国直接投資)
経済・為替別名・略称: FDI / Foreign Direct Investment / 外国直接投資
外国の企業や個人が、現地に法人を設立したり既存企業の株式を一定以上取得したりする形で、長期的な経営参加を伴う投資を行うこと。証券投資(ポートフォリオ投資)とは区別される。
補足を見る
ベトナムは製造業や不動産を中心にFDIを積極的に受け入れてきた経緯があり、FDIの動向はベトナム経済全体の成長や為替の動きを見るうえで重要な指標とされる(出典:JETRO、2026年6月時点)。
出典: JETRO — ベトナム基礎情報
-
GDT(ベトナム税務総局)
規制・機関別名・略称: GDT / General Department of Taxation / ベトナム税務総局
ベトナム財務省(MoF)の傘下にある税務行政機関。個人所得税(PIT)・法人税・付加価値税などの賦課・徴収を担い、税制の運用解釈を公表する。
補足を見る
ベトナムの税制実務を運用する中心機関で、配当やキャピタルゲインに対する源泉徴収の手続きの細則もGDTが公表する。日本の国税庁に相当する位置付け(出典:GDT公式、2026年6月時点)。
-
GDP
経済・為替別名・略称: GDP / Gross Domestic Product / 国内総生産
国内総生産(Gross Domestic Product)。一定期間内に国内で生み出された付加価値の合計で、その国の経済規模や成長率を測る代表的な指標。
補足を見る
ベトナムは新興国の中でも比較的高い実質GDP成長率を維持してきた経緯があるとされる。GDPやその成長率は、株式市場全体の方向性を考える上での代表的な参考データとして使われる(出典:JETRO、2026年6月時点)。
出典: JETRO — ベトナム基礎情報
-
HOSE(ホーチミン証券取引所)
市場・取引所別名・略称: HOSE / HSX / Ho Chi Minh Stock Exchange / ホーチミン証取
ベトナム最大の株式市場を運営する「ホーチミン証券取引所(Ho Chi Minh Stock Exchange)」の略称。2000年に開設され、ベトナムを代表する大企業の株式が売買される場所。
補足を見る
HOSEに上場する銘柄は銀行・不動産・小売・素材など主要セクターの大企業が中心。HOSEの動きは代表的な株価指数であるVN-IndexとVN30で示される。上場基準はHNXより相対的に厳しいとされる(2026年6月時点)。
-
HNX(ハノイ証券取引所)
市場・取引所別名・略称: HNX / Hanoi Stock Exchange / ハノイ証取
ベトナム第2の株式市場を運営する「ハノイ証券取引所(Hanoi Stock Exchange)」の略称。中小型の上場銘柄を中心に、債券市場やUPCoMの運営も担う。
補足を見る
上場基準はHOSEより相対的に緩やかとされ、中小型企業の上場先として利用されることが多い。代表的な株価指数はHNX-IndexとHNX30。VN30を原資産とする株価指数先物もHNXで取引される(2026年6月時点)。
-
HNX-Index
指数別名・略称: HNX Index
HNXに上場している全銘柄の値動きを表す時価総額加重方式の株価指数。HNX市場全体の動きを示す代表的なベンチマークで、VN-Indexとあわせて参照される。
補足を見る
HNXは中小型銘柄が中心のため、HNX-IndexはVN-Indexと比べて構成セクターや値動きの特徴が異なる傾向がある(2026年6月時点)。
-
HNX30
指数別名・略称: HNX30 Index
HNX上場銘柄のうち代表的な30銘柄を構成銘柄とする株価指数。HNX市場の中型・主力銘柄の動きを示すベンチマークとして用いられる。
-
投資用銀行口座(IICA)
口座・送金別名・略称: IICA / The Investor International Current Account / 投資用口座 / 外国人投資家口座
BIDVなどベトナムの商業銀行が提供する、外国人投資家がベトナムで証券投資を行うための専用の銀行口座区分。一般の居住者向け普通預金口座とは別建てで運用される。
補足を見る
BIDVの英語サイトでは「The Investor International Current Account(IICA)」として案内され、外国人個人・法人が外貨建てまたはベトナムドン建てで資金管理を行うことを想定。証券会社の入出金・配当受取の窓口として機能する(出典:BIDV公式、2026年6月時点)。
K-O
-
MoF(ベトナム財務省)
規制・機関別名・略称: MoF / Ministry of Finance of Vietnam / ベトナム財務省
ベトナムの財務省。証券関連法令・税制改正・外資政策の所管官庁で、SSCの上位組織として証券市場の制度設計にも関わる。
補足を見る
ベトナムの税制改正や財政運営、外資政策の枠組み策定を担う省庁。証券市場の上位監督機関であるSSCも財務省の傘下に位置付けられる(出典:MoF公式、2026年6月時点)。
P-T
-
SSC(ベトナム国家証券委員会)
規制・機関別名・略称: SSC / State Securities Commission of Vietnam / 国家証券委員会
ベトナムの証券市場を所管する監督官庁。証券法とその下位規則の運用、上場申請の審査、目論見書の登録承認、開示違反や相場操縦への制裁を担う。
補足を見る
ベトナム財務省(MoF)の傘下に位置付けられ、HOSE・HNX・VSDCの上位監督機関として証券業界全般を統括する。証券業や投資コンサルティング業のライセンス付与もSSCが行う(出典:SSC公式、2026年6月時点)。
-
SBV(ベトナム国家銀行)
規制・機関別名・略称: SBV / State Bank of Vietnam / ベトナム中央銀行
ベトナムの中央銀行。金融政策、外国為替・国際送金規制、商業銀行の監督を担う。投資用銀行口座の運用ルール策定にも関わる。
補足を見る
外貨送金や投資用口座(IICA等)の運用、銀行業の外資参入規制などはSBVが定める枠組みに従う。商業銀行の外国人保有比率上限の所管も担う(出典:SBV公式、2026年6月時点)。
-
証券取引コード(STC)
口座・送金別名・略称: STC / Securities Trading Code / 外国人投資家コード
外国人投資家がベトナム株を取引するためにVSDCから付与される識別コード。個人・機関投資家のいずれも、ベトナム証券市場に投資する際にVSDCに申請する必要がある。
補足を見る
実務上は口座を開設する現地証券会社(SSI、Sacombank Securities、VPS、VNDirectなど)を通じて代理申請してもらうケースが一般的。HOSE・HNX・UPCoMいずれの市場でも、このコードに紐づけて取引する形となる(出典:VSDC公式、2026年6月時点)。
出典: Vietnam Securities Depository and Clearing Corporation(VSDC)公式(英語)
U-Z
-
UPCoM
市場・取引所別名・略称: UPCoM / Unlisted Public Company Market / アップコム
HNXが運営する、上場基準を満たさない公開企業の株式が取引される市場。正式な上場前の段階にある企業や、上場基準に届かない公開企業の株式が売買される。
補足を見る
HOSE・HNXの上場基準には届かない公開企業や、国有企業の株式化(Equitization)の過程にある企業の株式が取引される。一般に上場市場と比較して流動性は低く、情報開示の頻度や基準も異なる(2026年6月時点)。
-
UPCoM-Index
指数別名・略称: UPCoM Index
UPCoMで取引される銘柄を対象とした株価指数。上場前段階や上場基準を満たさない公開企業の株式市場全体の動きを示す参照値として使われる。
補足を見る
UPCoMは銘柄ごとの流動性差が大きいため、指数の動きは一部の流動性の高い銘柄に影響されやすい性格を持つ(出典:HNX公式、2026年6月時点)。
-
VN-Index
指数別名・略称: VNI / ベトナム証券指数
HOSEに上場している全銘柄の値動きを1つの数値で表した株価指数。会社の規模が大きいほど指数への影響が大きくなる時価総額加重方式で計算される。
補足を見る
1998〜2000年頃を基準時点として算出される伝統的な構成で、ベトナム株式市場全体の動向を見る最も代表的なベンチマーク。2022年には年間で約40%下落したとされ、新興国市場特有の値動きの大きさを示す参照点となっている(出典:HOSE公式、2026年6月時点)。
-
VN30
指数別名・略称: VN30 Index / VN30インデックス / VN30バスケット
HOSE上場銘柄のうち時価総額・流動性などの基準で選ばれた代表的な30銘柄で構成される時価総額加重方式の株価指数。ETFや株価指数先物の対象として使われる。
補足を見る
浮動株比率や1銘柄あたりのウェイト上限(キャップ方式)が反映されるのが一般的。HNXで取引されるVN30株価指数先物の原資産であり、HOSEにはVN30に連動するETFも上場している(2026年6月時点)。
-
VSDC(ベトナム証券保管・決済機関)
規制・機関別名・略称: VSDC / VSD / Vietnam Securities Depository and Clearing Corporation
ベトナムの上場株式・債券の保管と決済を集中的に担う中央機関。外国人投資家向けの証券取引コード(STC)の付与主体でもある。
補足を見る
約定後の株式と資金の受け渡し(決済サイクル)を運用する。外国人個人・機関投資家がベトナム証券市場に投資する際の口座コードの申請窓口の役割も果たす。決済サイクルの細則はVSDCが公表する(2026年6月時点)。
出典: Vietnam Securities Depository and Clearing Corporation(VSDC)公式(英語)
あ行
-
アロケーション
投資の基礎別名・略称: allocation / asset allocation / 資産配分
ポートフォリオの中で、どの資産・地域・銘柄にどの程度の比率で資金を配分するかを決めること。リスク許容度や投資期間に応じて設計するのが一般的。
補足を見る
アロケーションは長期的なリターンとリスクに大きな影響を与える要素とされる。ベトナム株のような新興国・フロンティア市場は、グローバル全体のアロケーションの中で一部として位置付けられるのが一般的(2026年6月時点)。
出典: 日本金融庁 公式
-
板(オーダーブック)
売買・注文別名・略称: order book / オーダーブック / 気配板
ある銘柄について、現在出されている買い注文と売り注文の価格と数量を一覧にしたもの。投資家はこれを見て、どの価格にどれだけの注文が並んでいるかを確認できる。
補足を見る
板の上に並ぶ売り注文と買い注文がマッチングして約定が成立する。板の厚み(注文量)は流動性を測る目安になり、薄い板では指値注文が約定しにくく、成行注文の約定価格がぶれやすい(2026年6月時点)。
-
営業日
株式・取引所の基礎別名・略称: trading day / 取引日
証券取引所が取引を行う日。土日や祝日、取引所が定めた休場日を除いた平日が原則的な営業日となる。値幅制限や決済サイクルなどは営業日基準で運用される。
補足を見る
ベトナムの取引所はベトナムの祝日に休場し、日本の祝日とはずれることがある。決済サイクル(T+)の日数や注文の有効期限など多くの取引ルールは「営業日」を単位として運用される(2026年6月時点)。
-
Equitization(国有企業の株式化)
市場・取引所別名・略称: equitization / cổ phần hoá / コーファン / 民営化
ベトナムの国有企業を株式会社の形態に変え、その株式の一部を一般投資家や戦略投資家に売却する制度。完全な民営化とは異なり、政府が一定の持分を保持する形が多い。
補足を見る
国有企業のIPOでは戦略投資家・従業員・一般公募への割当が組み合わされ、政府は一定比率を持ったまま段階的に持分を縮小するケースが多い。対象企業の株式は上場前にUPCoMで取引されてから、HOSE・HNXに正式上場する流れが一般的(2026年6月時点)。
出典: State Securities Commission of Vietnam(SSC)公式 JETRO — ベトナム基礎情報
か行
-
外国人投資家
口座・送金別名・略称: foreign investor
ベトナム証券市場において、ベトナム国外に居住する個人や、ベトナム国外で設立された法人など、ベトナム居住者ではない投資家のこと。口座開設や保有比率の取扱いが居住者と異なる。
補足を見る
外国人投資家としてベトナム株を取引するには、VSDCから証券取引コード(STC)の付与を受け、現地証券会社と投資用銀行口座(IICA)を組み合わせて取引する流れが一般的。銘柄ごとに外国人投資枠(FOL)が設けられる(2026年6月時点)。
-
株価
株式・取引所の基礎別名・略称: stock price / share price
ある銘柄の株式1株あたりの売買価格。取引所での売り手・買い手の注文がマッチングして約定するたびに更新され、需給バランスにより日々変動する。
補足を見る
ベトナム株の株価はベトナムドン(VND)で表示される。1営業日に動ける幅は値幅制限で上限・下限が定められている。株価は会社の業績、市場全体の動き、為替や金利などの影響を受ける(2026年6月時点)。
-
株価指数
指数別名・略称: stock index / 指数 / インデックス
ある市場や特定の銘柄群の値動きを、ひとつの数値にまとめて表したもの。市場全体や特定セクターの動きを把握するために使われる。
補足を見る
株価指数は基準時点を100や1,000などに置き、対象銘柄の株価や時価総額の変化を数値化する仕組み。ベトナムの代表的な株価指数にはVN-Index、VN30、HNX-Index、UPCoM-Indexなどがあり、それぞれ対象となる市場・銘柄が異なる(2026年6月時点)。
-
株式
株式・取引所の基礎別名・略称: stock / share / 株
会社が事業のための資金を集める手段として発行する、会社の所有権の一部を表す証券。株式を持つ人は株主となり、議決権や配当を受け取る権利を持つ。
補足を見る
株式は証券取引所に上場されることで広く売買できるようになる。株式の値段(株価)は売り手と買い手の需給で日々変動する。ベトナムの上場株式は通常、HOSE・HNX・UPCoMのいずれかの市場で取引される(2026年6月時点)。
-
株式市場
市場・取引所別名・略称: stock market / equity market
株式を売買するための市場全般を指す言葉。証券取引所での売買(取引所市場)と、取引所を介さない当事者間の売買(店頭市場)の双方を含む。
補足を見る
ベトナムの株式市場は主にHOSE・HNXの取引所市場と、HNXが運営するUPCoMからなる。日本でいう東証プライム・スタンダードのような区分はないが、市場ごとに上場基準や運用ルールが異なる(2026年6月時点)。
-
為替
経済・為替別名・略称: exchange rate / 為替レート
ある通貨を他の通貨と交換するときの比率。たとえば1円が何ベトナムドンに相当するかを示す数値で、需給や金融政策により日々変動する。
補足を見る
ベトナムドンの為替レートはSBV(ベトナム国家銀行)の管理下で運用されるが、対円・対ドルでは変動する。日本円からベトナム株に投資する場合、株価の動きとあわせて為替レートも円ベースの損益に影響する(2026年6月時点)。
-
為替リスク
経済・為替別名・略称: FX risk / currency risk / 為替変動リスク
為替レートの変動によって、外貨建ての資産・負債の円換算額が増減するリスク。ベトナム株への投資は、株価の変動に加えてベトナムドン円相場の影響も受ける。
補足を見る
ベトナムドンが円に対して下落すると、ベトナム株を売却して円に戻したときの金額が目減りする可能性がある。為替リスクは投資判断の重要な要素で、長期投資・短期投資のいずれの場合も意識する必要がある(2026年6月時点)。
-
議決権
株式・取引所の基礎別名・略称: voting right
株主が株主総会で会社の重要事項に賛成・反対の意思を表明できる権利。原則として保有する株式1株につき1票が割り当てられる。
補足を見る
取締役の選任、定款の変更、配当の決定など、会社の経営に関わる事項は株主総会の決議で決まる。多くの株式を持つ株主ほど会社の意思決定に大きな影響力を持つ(2026年6月時点)。
-
キャピタルゲイン課税
税・配当別名・略称: capital gains tax / 譲渡益課税 / 証券譲渡益
株式などの売却益(キャピタルゲイン)に対して課される税。ベトナムでは個人の証券譲渡に対し取引額の0.1%が課税される枠組みで、利益額ではなく取引額をベースに課税される点が特徴。
補足を見る
JETROの整理によれば、ベトナムの個人投資家の証券譲渡益課税は「取引額に対し0.1%」で、これは居住者・非居住者の別なく適用されると整理されている。日本居住者の場合、日本側では原則として申告分離課税の枠組みで処理される(2026年6月時点)。個別の取扱いは税理士へ確認が必要。
-
居住者・非居住者
税・配当別名・略称: resident / non-resident
日本の所得税法上の区分。国内に住所がある人や1年以上居所がある人は居住者、それ以外は非居住者として扱われ、課税対象となる所得の範囲が異なる。
補足を見る
居住者は全世界所得が課税対象となり、非居住者は日本国内源泉所得のみが課税対象となるのが原則。ベトナムに長期居住する日本人の判定は個別の事実関係で異なり、税理士・税務署への確認が必要(出典:国税庁、2026年6月時点)。
-
決済サイクル(T+)
売買・注文別名・略称: T+2 / settlement cycle / 受渡日
約定日(T日)から株式と資金の受け渡しが完了するまでの営業日数を示す概念。ベトナム株は数営業日後に決済が完了する形でVSDCが運用する。
補足を見る
正確な営業日数(T+いくつか)は規制改正や市場インフラのアップデートで見直されることがあり、約定したからといってその日のうちに売却代金が出金可能になるわけではない。最新の決済サイクルはVSDC公式または利用中の証券会社案内で確認できる(2026年6月時点)。
出典: Vietnam Securities Depository and Clearing Corporation(VSDC)公式(英語)
-
気配値
売買・注文別名・略称: quote / 気配
板に出ている直近の買い注文の一番高い値段(買い気配)と、売り注文の一番安い値段(売り気配)。市場参加者がいま売買しようとしている価格水準を示す。
補足を見る
気配値は約定価格そのものではなく、注文として出ている価格。買い気配と売り気配の差はスプレッドと呼ばれ、流動性の高い銘柄ほどスプレッドが狭くなる傾向がある(2026年6月時点)。
-
源泉徴収
税・配当別名・略称: withholding tax / 源泉税
所得の支払者が、受取人に支払う前に税額を差し引いて税務当局に納付する仕組み。ベトナム株の配当や譲渡益についても、現地で源泉徴収が行われる場合がある。
補足を見る
日本居住者が外国法人から配当を受け取る場合、ベトナム側で源泉徴収された後の手取り額をそのまま日本側の所得とするのか、源泉徴収前の総額を所得とするのかは申告上の重要論点で、外国税額控除の適用可否にも関わる。具体的な取扱いは税理士へ確認が必要(2026年6月時点)。
-
公開企業(Public Company)
株式・取引所の基礎別名・略称: public company / 公開会社
株主数や資本金などの法定要件を満たし、一般投資家向けに財務情報などを定期的に開示する義務を負う会社。上場しているかどうかとは別の概念。
補足を見る
ベトナムでは証券法に基づき、一定の基準を満たした会社が「公開企業」として登録される。公開企業は上場・未上場を問わず、SSCに対する情報開示義務を負う。UPCoMは未上場の公開企業の株式取引市場として位置付けられている(2026年6月時点)。
さ行
-
指値注文
売買・注文別名・略称: limit order / LO
売買する価格を指定して出す注文。指定した価格と同じか有利な価格でしか約定しないため、想定外の価格で約定するリスクを避けられる。
補足を見る
指値注文は板に並び、対応する反対側の注文と価格が合った時点で約定する。価格を厳しくすると約定しない可能性が高まり、緩くすると不利な価格で約定する可能性がある。値幅制限の範囲内で価格を指定する必要がある(2026年6月時点)。
-
時価総額
株式・取引所の基礎別名・略称: market capitalization / 時価総額 / market cap
ある会社の株式の市場価値を示す金額。発行済株式数に株価をかけて算出され、その会社の市場における規模感を測る代表的な指標。
補足を見る
時価総額が大きい会社ほど一般に市場での影響力が大きく、株価指数の構成においても時価総額加重方式で大きなウェイトを占める。ベトナムではVN30など主要指数の構成銘柄選定にも時価総額が用いられる(2026年6月時点)。
-
時価総額加重
指数別名・略称: market-cap weighted / 時価総額加重平均
株価指数の計算方式のひとつ。構成銘柄の時価総額に比例して指数への寄与度を決める方法で、規模の大きな会社の株価変動が指数に大きな影響を与える。
補足を見る
VN-IndexやVN30など、ベトナムの主要な株価指数は時価総額加重方式で算出される。一部の指数では浮動株比率を加味する浮動株調整時価総額加重も用いられる。1銘柄あたりのウェイト上限(キャップ方式)が設けられる場合もある(2026年6月時点)。
-
商業銀行
規制・機関別名・略称: commercial bank
預金の受入、貸出、為替送金などの一般的な銀行業務を行う民間の銀行。中央銀行の監督を受け、個人や法人の口座運営の窓口となる。
補足を見る
ベトナムのBIDV、Vietcombankなどが代表的な商業銀行。外国人投資家がベトナム株を取引する際の投資用銀行口座(IICA)は商業銀行で開設する。商業銀行の運営ルールや外資参入規制はSBVが定める(2026年6月時点)。
-
証券取引所
株式・取引所の基礎別名・略称: stock exchange / 取引所
株式や債券などの売買を集中して行うために設けられた組織化された市場。売り手と買い手の注文を集めて価格を決め、取引のルールを定めて運営する役割を担う。
補足を見る
ベトナムにはホーチミン証券取引所(HOSE)とハノイ証券取引所(HNX)の2つの証券取引所がある。取引所は上場する銘柄の審査、取引時間や値幅制限などのルール作り、株価指数の公表などを行う。投資家は通常、証券会社を通じて取引所に注文を出す(2026年6月時点)。
-
上場
株式・取引所の基礎別名・略称: listing / リスティング
会社の株式を証券取引所で売買できるように、取引所の審査を経て登録すること。上場すると一般の投資家が証券会社を通じて自由にその株式を売買できるようになる。
補足を見る
上場するには資本金・株主数・利益実績・情報開示体制などの基準を満たす必要がある。ベトナムではHOSEの上場基準がHNXより相対的に厳しいとされる。上場前段階の企業の株式はUPCoMで取引されることが多い(2026年6月時点)。
-
新興国(エマージング市場)
経済・為替別名・略称: emerging market / 新興市場 / エマージング
経済成長の途上にあり、先進国に比べて市場規模や制度整備の段階が浅い国・市場の総称。FTSE Russell・MSCIなどの指数提供会社が独自の基準で分類する。
補足を見る
新興国はフロンティアマーケットと先進国市場の中間に位置付けられる。ベトナムは現状フロンティアマーケットに分類されるが、新興国市場への引き上げが議論されている。新興国市場全般、値動きの大きさ(ボラティリティ)が先進国より高い傾向がある(2026年6月時点)。
出典: JETRO — ベトナム基礎情報
-
スプレッド
売買・注文別名・略称: spread / bid-ask spread
板に出ている最も高い買い気配と最も安い売り気配の差。スプレッドが狭いほど取引コストが低く、流動性が高い銘柄ほどスプレッドは狭くなる傾向がある。
補足を見る
スプレッドが広い銘柄では、買ってすぐ売る場合に売値が買値を下回りやすく実質的なコストとなる。流動性の低いUPCoM銘柄などではスプレッドが広がりやすい(2026年6月時点)。
た行
-
高値・安値
売買・注文別名・略称: high / low / 高値 / 安値
ある期間内(多くは1営業日)に成立した約定価格のうち、最も高かった価格を高値、最も低かった価格を安値という。1日の値動きの範囲を示す。
補足を見る
始値・終値と組み合わせて4本値と呼ばれ、ローソク足チャートの基本データとなる。1営業日の値動きの幅は値幅制限の範囲内に収まる仕組みになっている(2026年6月時点)。
-
中央銀行
規制・機関別名・略称: central bank
国の通貨発行や金融政策を担う公的な銀行。物価の安定や金融システムの維持を目的に、政策金利の決定や為替政策、商業銀行の監督などを行う。
補足を見る
ベトナムの中央銀行はSBV(ベトナム国家銀行)。日本でいう日本銀行に相当する役割を持ち、通貨ベトナムドンの発行や、外貨送金規制の枠組み策定、商業銀行の監督などを担う(2026年6月時点)。
-
長期投資・短期投資
投資の基礎別名・略称: long-term investment / short-term investment
長期投資は数年〜十数年単位で資産を保有する投資スタイル、短期投資は数日〜数か月で売買を完結させるスタイル。期待リターンとリスクの取り方が大きく異なる。
補足を見る
長期投資は企業の成長や配当の積み上がりを重視し、短期的な値動きの影響を受けにくい一方、市場全体の長期下落のリスクは残る。短期投資は値動きを取りに行く代わりに、為替リスクや売買コストの影響が累積しやすい(2026年6月時点)。
出典: 日本金融庁 公式
-
ティッカー
売買・注文別名・略称: ticker symbol / 銘柄コード / 証券コード
個別の銘柄を識別するために証券取引所が付与するアルファベットの識別コード。ベトナム上場株式では3文字の英字で表記されるのが一般的(例:VIC、VNM、HPG)。
補足を見る
ティッカーは銘柄の検索や注文時に使われる。同じ会社でもHOSEとHNXで上場している場合は別のティッカーが振られるのが一般的。ベトナム株では会社名の頭文字や略称をもとにしたコードが多い(2026年6月時点)。
-
出来高
売買・注文別名・略称: volume / trading volume
ある銘柄や市場で、一定期間内(多くは1営業日)に約定した株式数の合計。市場参加者の活発さや流動性を測る代表的な指標。
補足を見る
出来高が多い銘柄は売買が活発で流動性が高いとされ、希望価格での約定が比較的しやすい。出来高は値動きの裏付けを判断する材料としても用いられる(2026年6月時点)。
-
投機
投資の基礎別名・略称: speculation
短期的な価格変動から差益を狙って売買する行為。長期的な企業価値や配当よりも、目先の値動きに着目する点で、長期投資と区別されることが多い。
補足を見る
投資と投機の境界は明確ではなく、保有期間や判断材料の重視点で区別されるのが一般的。短期売買は値動きの大きさを利用する代わりに、想定と逆方向に動いた場合の損失が大きくなる場合もある(2026年6月時点)。
出典: 日本金融庁 公式
-
投資
投資の基礎別名・略称: investment
将来のリターンを期待して、資金を株式・債券・不動産などに振り向ける行為。元本割れのリスクを伴うのが一般的で、リスクとリターンはトレードオフの関係にある。
補足を見る
ベトナム株への投資は、企業の成長や配当によるリターンが期待される一方、株価変動・為替・規制の変化などのリスクを伴う。投資判断は投資家自身の責任で行う必要がある(2026年6月時点)。
出典: 日本金融庁 公式
-
取引時間
売買・注文別名・略称: trading hours / 立会時間
証券取引所で売買注文を出して約定させることができる時間帯。寄付(板寄せ)、ザラ場(連続売買)、引け(板寄せ)の3区分で構成されるのが一般的。
補足を見る
ベトナムではHOSE・HNX・UPCoMでそれぞれ取引時間が定められており、午前・午後の2部制で運用されるのが一般的。具体的な時刻や昼休みの有無は取引所のルール改正で見直されることがあるため、公式情報の確認が必要(2026年6月時点)。
出典: Ho Chi Minh Stock Exchange(HOSE)公式 Hanoi Stock Exchange(HNX)公式(英語)
-
取引所市場・店頭市場
市場・取引所別名・略称: exchange market / OTC / over-the-counter / 店頭市場
取引所市場は証券取引所のシステムを通じて多数の注文を集めて売買する市場。店頭市場(OTC)は取引所を介さず、証券会社などを通じて当事者間で売買する市場。
補足を見る
ベトナムのHOSE・HNXは典型的な取引所市場で、UPCoMもHNXのシステム上で運営される取引所型の市場。完全に取引所システム外の相対取引はOTCに該当する。プット・スルー取引は取引所のルール内で行う合意ベースの取引(2026年6月時点)。
な行
-
成行注文
売買・注文別名・略称: market order / MP
売買する価格を指定せず、その時点で板に出ている最良の反対注文に合わせて約定させる注文。すぐに約定しやすい一方、想定と違う価格で約定するリスクがある。
補足を見る
ベトナム株では市場ごとに成行に相当する注文タイプ(MP注文など)が定義されている。板が薄い銘柄では成行注文を出すと不利な価格で約定する可能性があるため、指値注文と使い分けるのが一般的(2026年6月時点)。
-
日越租税条約
税・配当別名・略称: Japan-Vietnam tax treaty / 日越租税条約
日本とベトナムの間で結ばれている、二重課税の排除や脱税防止を目的とした条約。同じ所得に両国で重ねて課税されないよう、課税の調整ルールを定める。
補足を見る
条約により、配当・利子・使用料などに対する源泉徴収の上限税率や、外国税額控除の適用要件が定められる。日本居住者がベトナム株から得た所得の最終的な税額計算は、日本の国内法と租税条約の双方を踏まえて判断される。個別の取扱いは税理士・国税庁への確認が必要(2026年6月時点)。
出典: 国税庁 — 国際税務
-
値幅制限
売買・注文別名・略称: price limit / daily price limit / 上下限
1営業日に動ける株価の上限・下限の幅。前日終値またはレファレンス価格を基準に、市場区分ごとに取引所の公式ルールで定められている。
補足を見る
HOSE・HNX・UPCoMで適用幅は異なり、IPO直後や上場一時停止後の再開時には特例的な値幅が適用されるケースがある。注文画面で「価格が上下限を超えています」と表示される場合は値幅制限に触れている可能性が高い(2026年6月時点)。
出典: Ho Chi Minh Stock Exchange(HOSE)公式 Hanoi Stock Exchange(HNX)公式(英語)
は行
-
配当(基礎概念)
株式・取引所の基礎別名・略称: dividend / 現金配当 / 株式配当
会社が事業で得た利益の一部を株主に分配する仕組み。現金で支払われる現金配当と、新たな株式を交付する株式配当の2種類がある。
補足を見る
配当の有無・金額は会社の業績や方針によって決まり、毎期必ず支払われるとは限らない。ベトナム企業も日本企業と同じく配当方針は会社ごとに異なる。税務上の取扱いは別途「配当課税」を参照(2026年6月時点)。
出典: JETRO — ベトナム基礎情報
-
配当課税
税・配当別名・略称: dividend tax / 配当所得課税
株主が受け取る配当に対して課される税金の枠組み。ベトナムでは個人投資家の配当所得に対し税率5%が適用される整理が広く参照される。
補足を見る
JETROの整理では、個人投資家の投資所得(配当)への課税は利益に対し5%とされている(2026年6月時点)。日本居住者が受け取った配当は日本側でも申告対象となり、二重課税は日越租税条約と外国税額控除の枠組みで調整される。個別の取扱いは税理士へ確認が必要。
出典: JETRO — ベトナム基礎情報
-
売買代金
売買・注文別名・略称: turnover / trading value / 売買金額
ある銘柄や市場で、一定期間内に約定した取引の金額の合計。出来高に株価を掛けた値で、市場参加者がどれだけの金額を売買したかを示す。
補足を見る
出来高と並ぶ流動性の代表的な指標。同じ出来高でも株価の高い銘柄は売買代金が大きくなる。市場全体の売買代金は、ベトナム株式市場の活況度を測る代表的な数値として参照される(2026年6月時点)。
-
始値・終値
売買・注文別名・略称: open price / close price / 始値 / 終値
始値はその営業日の取引で最初に成立した約定価格、終値は最後に成立した約定価格。1日の値動きを示す基本的な価格指標として使われる。
補足を見る
始値は寄付の板寄せで、終値は引けの板寄せで決まるのが一般的。日次の高値・安値とあわせて、その日の値動きを表す4つの値段(始値・高値・安値・終値)はチャート分析の基本データとなる(2026年6月時点)。
-
非居住者課税
税・配当別名・略称: non-resident taxation
日本の所得税法上「非居住者」に区分される個人に対する課税の枠組み。日本国内に源泉のある所得が一定範囲で課税対象となり、居住者の全世界所得課税とは異なる扱い。
補足を見る
国税庁の整理では、国外における在留期間があらかじめ1年未満であることが明らかな場合を除き、原則として所得税法上の非居住者と推定される。ベトナムに1年以上居住する日本人は非居住者に該当する可能性が高いが、個別の判定は税理士・税務署への確認が必要(2026年6月時点)。
出典: 国税庁タックスアンサー No.1920 — 海外勤務者と所得税 国税庁タックスアンサー No.1923 — 非居住者の課税範囲
-
非上場(未公開企業)
株式・取引所の基礎別名・略称: unlisted / 未公開企業 / private company
株式を証券取引所に上場していない会社。株式は存在するが、取引所では売買されないため、一般投資家がその株式を取得・売却することは原則としてできない。
補足を見る
非上場企業の株式は、相対(個別交渉)で売買される場合がある。ベトナムでは、非上場でも一定の株主数や規模を満たす会社は「公開企業」として情報開示義務を負い、その株式の一部はUPCoMで取引されることがある(2026年6月時点)。
-
プット・スルー取引
売買・注文別名・略称: put-through / 相対取引 / 合意取引 / block trade
取引所の通常の板取引とは別経路で、売り手と買い手があらかじめ条件を合意したうえで取引所システム上に約定情報を登録する取引方式。大口取引で利用されることが多い。
補足を見る
板での取引より価格・数量を当事者間で柔軟に決められるため、ブロックトレードや外国人保有比率が満杯の銘柄取得などで参照されることがある。プット・スルー取引にも取引所のルールが適用される(2026年6月時点)。
-
浮動株
株式・取引所の基礎別名・略称: free float / free-float
発行済株式数のうち、市場で実際に売買される可能性のある株式の割合。創業者・親会社・政府など長期保有株主の持分を除いた、流通している株式を指す。
補足を見る
浮動株比率が低い銘柄は売買できる株数が限られるため、株価が動きやすく流動性が低い傾向がある。VN30など主要指数の構成銘柄選定にも浮動株比率が反映されるのが一般的(2026年6月時点)。
-
フロンティアマーケット
市場・取引所別名・略称: frontier market / フロンティア市場
FTSE Russell・MSCIなどの指数提供会社による市場分類で、新興国(エマージング)市場よりも市場規模や流動性、市場開放度が低い段階に位置付けられる区分。
補足を見る
ベトナム株式市場は長らくフロンティアマーケットに分類されており、エマージング市場への引き上げが議論されている。最新の分類状況は各指数提供会社の公式発表で確認できる(2026年6月時点)。
出典: JETRO — ベトナム基礎情報
-
分散投資
投資の基礎別名・略称: diversification
複数の銘柄・セクター・地域・資産クラスに投資先を分けることで、特定の対象に集中するリスクを抑える考え方。ポートフォリオ全体のリスク管理の基本とされる。
補足を見る
1銘柄に集中して投資すると、その会社の業績悪化や不祥事の影響をそのまま受けてしまう。複数銘柄や複数地域へ分散することで、個別要因のリスクをある程度抑えられる。ただし市場全体の下落リスクは分散だけでは消えない(2026年6月時点)。
出典: 日本金融庁 公式
-
ベトナムドン(VND)
経済・為替別名・略称: VND / ドン / đồng
ベトナムの法定通貨の単位。ISO通貨コードはVND。ベトナム株の株価・配当・売買代金は原則としてベトナムドン建てで表示・決済される。
補足を見る
為替変動は円ベースの損益に直接影響するため、為替の取扱い(送金経路・換算レート)は利用中の銀行・証券会社の規定の事前確認が重要。為替政策はSBV(ベトナム国家銀行)が所管する(2026年6月時点)。
-
ベンチマーク
指数別名・略称: benchmark / 比較指標
投資の成果や市場の動きを評価するときの比較対象として用いる基準値。多くの場合、代表的な株価指数(VN-Indexなど)がベンチマークとして使われる。
補足を見る
ファンドや個人投資家のリターンを評価する際、対応する市場のベンチマーク(ベトナム株であればVN-IndexやVN30)と比較するのが一般的。ベンチマークを上回る成果を出すことを「アウトパフォーム」、下回ることを「アンダーパフォーム」と呼ぶ(2026年6月時点)。
-
ポートフォリオ
投資の基礎別名・略称: portfolio
投資家が保有する金融資産(株式・債券・現金など)の組み合わせのこと。複数の資産を持つことで全体のリスク・リターンの特性を調整する考え方の中心となる。
補足を見る
ポートフォリオを組む際は、銘柄・セクター・地域・通貨・資産クラスをどう配分するか(アロケーション)が重要となる。ベトナム株は新興国・フロンティア市場の一部として、グローバルポートフォリオの中に位置付けられる場合がある(2026年6月時点)。
出典: 日本金融庁 公式
-
ボラティリティ
投資の基礎別名・略称: volatility / 値動きの大きさ
資産の価格や指数の変動の大きさを示す指標。ボラティリティが高いほど短期間で価格が大きく動き、リターンのぶれ(リスク)が大きいことを意味する。
補足を見る
ベトナム株のような新興国・フロンティア市場は、先進国市場に比べてボラティリティが高い傾向がある。VN-Indexが2022年に約40%下落したのは、こうした値動きの大きさの一例(2026年6月時点)。
ま行
-
銘柄
株式・取引所の基礎別名・略称: issue / ブランド / 銘柄名
売買の対象となる個別の株式の呼び名。証券取引所では各会社の株式に固有のティッカー(識別コード)が付けられ、それごとに価格や出来高が記録される。
補足を見る
ベトナム上場株式の銘柄はアルファベット3文字のティッカーで識別される(例:VIC、VNM、HPG)。投資家は銘柄ごとに注文を出し、株価や出来高もそれぞれ別に表示される(2026年6月時点)。
や行
-
約定
売買・注文別名・略称: execution / 成立
出した注文が市場で売り手・買い手のマッチングにより成立すること。約定した時点で取引が確定し、その後決済サイクル(T+)を経て株式と資金の受け渡しが行われる。
補足を見る
約定した取引はVSDCの仕組みを通じて決済される。約定後、約定日(T日)から起算した数営業日後に受け渡しが完了する。注文を出しても価格が合わなければ約定しないことがある(2026年6月時点)。
-
寄付・引け
売買・注文別名・略称: open / close / 寄付 / 引け / 寄り / 大引け
寄付(よりつき)は取引時間の開始時に最初に約定する場面、引けは取引時間の終了時に最後に約定する場面を指す。それぞれ板寄せ方式での価格決定が行われる。
補足を見る
寄付では「ATO(At-the-Open)」、引けでは「ATC(At-the-Close)」という特別な注文タイプが用意され、それぞれの時間帯にのみ受け付けられる。寄付で決まる価格を始値、引けで決まる価格を終値と呼ぶ(2026年6月時点)。
ら行
-
リスク
投資の基礎別名・略称: risk
投資の文脈では、将来のリターンが予想からどの程度ぶれるかの不確実性を指す。多くの場合、値動きのばらつき(ボラティリティ)で測られる。
補足を見る
リスクには株価変動、為替リスク、流動性、信用、規制変更など複数の種類がある。一般にリスクとリターンはトレードオフの関係にあり、高いリターンが期待される投資ほど高いリスクを伴う傾向がある(2026年6月時点)。
出典: 日本金融庁 公式
-
リターン
投資の基礎別名・略称: return / 収益率
投資から得られる収益のこと。株式の場合、値上がり益(キャピタルゲイン)と配当の合計が代表的なリターンの構成要素となる。
補足を見る
リターンは元本に対する比率(%)で表されることが多い。リスクとセットで考えるのが基本で、過去のリターンが将来のリターンを保証するものではない点に注意が必要(2026年6月時点)。
出典: 日本金融庁 公式
-
流動性
売買・注文別名・略称: liquidity
ある銘柄や市場で売買が活発に成立する度合い。出来高・売買代金・板の厚みなどで評価され、流動性が低いと希望価格での約定が難しくなる傾向がある。
補足を見る
ベトナム3市場では一般にHOSEの大型銘柄が最も流動性が高く、HNXの中小型銘柄やUPCoM銘柄は相対的に低い傾向。VN30の構成銘柄選定基準にも流動性スクリーニングが含まれる(2026年6月時点)。
-
ロット(取引単位)
売買・注文別名・略称: lot / 取引単位 / 単元株 / round lot / odd lot / 端株
売買の最小取引単位。ベトナム株は単元株制度を採用しており、通常取引のロットと、それを下回る端株(odd lot)の取扱いが市場区分ごとに定められている。
補足を見る
端株は通常の板取引とは別経路で取り扱われる場合があるため、半端な株数を売買する際は利用中の証券会社の取扱方針を確認する必要がある。具体的なロット数はルール改正の対象で、HOSE・HNXの公式トレーディングルールが一次情報(2026年6月時点)。
出典: Ho Chi Minh Stock Exchange(HOSE)公式 Hanoi Stock Exchange(HNX)公式(英語)
該当する用語がありません。フィルター条件を変えてください。