2026年9月下旬から10月上旬にかけて、現金配当の権利確定日を迎える上場企業が相次いでいます。電子機器流通のディーワールド(DGW)や鉄鋼のトンドンア(GDA)など、業種の異なる複数社が配当の実施を決議・公表しました。
10月にかけて権利確定日が集中
鉱泉水のクアンニン鉱泉水(QHW、UPCoM上場)は、額面比12%(1株1,200ドン)の現金配当を予定しています。権利落ち日は9月29日、権利確定日は9月30日、支払日は10月7日で、配当総額は約96億ドンです。同社は2017年以降、10年連続で配当を継続していると報じられています。
化学肥料のラムタオ・スーパーリン酸化学(LAS、HNX上場)は、2025年分として額面比10%(1株1,000ドン)の現金配当を実施します。権利落ち日は10月1日、権利確定日は10月2日、支払日は10月21日で、配当総額は約1,130億ドンです。筆頭株主のベトナム化学グループ(VINACHEM、持株比率69.82%)が大部分を受け取る見込みです。
電子機器流通大手のディーワールド(DGW、HOSE上場)は、2026年の中間(第1回)配当として額面比10%(1株1,000ドン)を予定しており、配当総額は約2,210億ドン、支払日は10月16日です。鉄鋼メーカーのトンドンア(GDA、UPCoM上場)は、2025年分の配当20%のうち10%(1株1,000ドン)を現金で支払います。権利落ち日は10月8日、権利確定日は10月9日、支払日は11月4日で、配当総額は約1,491億ドンです。
2026年上半期の業績は各社まちまち
各社の2026年上半期(1〜6月期)の業績には差が出ています。DGWは税引後利益が5,100億ドン(前年同期比+130%)と大きく伸びた一方、LASは同505億ドン(同-59%)、GDAは同1,420億ドン(同-6%)と減益となりました。配当の比率や金額は各社の取締役会・株主総会の決議に基づくもので、上半期業績の増減とは別に決定されます。
権利確定日をめぐる基礎
「権利確定日(ngày đăng ký cuối cùng)」とは、配当などの株主権利を受け取る株主を確定する基準日を指します。ベトナム市場では、その前営業日に設定される「権利落ち日(ngày giao dịch không hưởng quyền)」以降に購入した株式には、当該配当を受け取る権利が付きません。配当の比率・金額・各種日程は、その後変更される場合があります。正確な情報は各社の公式開示およびHOSE・HNXの情報をあわせてご確認ください。